米国が認める殺菌剤
EPAリストと新型コロナウイルスの分類について
水成二酸化塩素®の認可と新型コロナウィルス


EPA リストN・コロナウイルス(COVID-19)消毒剤
2020年4月15日に水成二酸化塩素®が米国環境保護庁(EPA) List-Nに登録されました。
このリストNとは米国国家が認めるコロナウイルス(COVID-19)の登録消毒剤となります。Covid-19が猛威を振るい出した2020年春の段階で、実際のウイルスを用いた実験が行われ、効果があると認可されました。
EPA リストA・トップクラスの安全性・効果 抗菌消毒剤
米国環境保護庁(EPA)にはAから各アルファベットの割り振られたリストが存在します。
このリストは米国国家機関が認めた用途・病原菌に対する効果が認められた薬剤の目録となります。
その中で、最初の目録であるリストAについては『殺菌剤としてEPAに登録されている抗菌製品』となり、認可された製剤は他のリストより数が少なく、安全性が高いトップクラスの除菌剤です。これは日本国内で言うところの殺菌剤として国で認可された基本的で日常的に使用される液剤アルコールと同等の扱いになります。
水成二酸化塩素が米国において人体に安全に使える除菌剤の一つであるということが分かるかと思います。

EPA 各リストについて
因みにこのEPAリストは(2021年7月8日現在)リストAからOまで存在しており、各リストの内容は以下の通りです。
リストA: 殺菌剤としてEPAに登録されている抗菌製品 ★
リストB: 結核菌に有効なEPAの登録済み結核菌製品 ★
リストC:ヒトHIV-1ウイルスに有効なEPA登録抗菌剤製品 ★
リストD:ヒトのHIV-1およびB型肝炎ウイルスに有効なEPAの登録抗菌製品
リストE:結核菌、ヒトHIV-1、B型肝炎ウイルスに有効なEPA登録抗菌製品
リストF:C型肝炎に有効なEPAの登録抗菌剤製品 ★
リストG:ノロウイルスに有効なEPAの登録抗菌製品
リストH:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)および/またはバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に有効なEPAの登録抗菌剤製品 ★
リストJ:医療廃棄物処理に関するEPAの登録抗菌製品
リストK:Clostridium difficileの芽胞に有効なEPA登録抗菌剤製品
リストL:エボラウイルスに対する使用に関するCDCの基準を満たすEPAの登録抗菌剤製品 ★
リストM:鳥インフルエンザ消毒剤のラベル表示がある登録抗菌製品 ★
リストN:コロナウイルス(COVID-19)の登録消毒剤 ★
リストO:ウサギ出血性疾患ウイルス(RHDV2)に使用できる消毒剤
リストP:カンジダ・アウリスに対するクレームでEPAに登録された抗菌製品
※★はBIO-CIDE INTERNATIONAL 水成二酸化塩素®が含まれているリストです。

新型コロナウイルスの感染拡大後調査されたウイルスカテゴリーについて
2020年4月、Covid-19の感染拡大に関してEPA(米国環境保護局)の調査の結果、新型コロナウイルスはコロナウイルス科以下のオルトコロナウイルス亜科に属している事まで分かりました。そこで、コロナウイルス科を中心とした各殺菌製剤での効果確認を行い、効果のある製剤がリストNに纏められました。

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2020年6月、オルトコロナウイルス亜科以下の種類としてα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)、の4種類があることが分かり、その内のβ(ベータ)以下のSARSコロナウイルス-2というウイルスが該当の新型コロナウイルス感染症Covid-19に当たる事がWHOを通じて発表されました。
上記の発見より、各ワクチン製薬会社が開発をスタートさせたのはこの頃です。
水成二酸化塩素のEPA認可として、SARSコロナウイルス-2ではエンベロープがありますが、それよりも強いイヌパルボウイルス(エンベロープが無いもの)に対して効果があることを確認しています。

ヒトコロナウイルスとは
ヒトコロナウイルスとは、毎年誰もが罹る可能性のある一般的な風邪ウイルスの4種のうちの1種です
4種は229E、OC43、NL63、HKU1となります。
コロナウイルス科 > オルトコロナウイルス亜科 以下の4つの分類のうちの「αコロナウイス」の項目下がヒトコロナウイルスになります
2020年9月、新型コロナウイルスが今後ワクチン開発により感染後の症状が弱まった場合、風邪であるαコロナウイルスへと移行していくのではないか?との見方があり、バイオサイドインターナショナル社はαコロナウイルス以下のヒトコロナウイルスに対しての試験を行いました。
その結果、『ヒトコロナウイルスの力価を≥3 log10減少させることができた』という結論を得ましたが、これは99.9の減少と言い換えることができます。

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この結果によりSARSコロナウイルス-2が将来的にヒトコロナウイルスに変化しても水成二酸化塩素により殺菌が可能だと言えます。
そして、2020年末から世間を騒がせている数々の変異株に対しても、その上位のウイルスの分岐元において効果が実証されている為有効です。

水成二酸化塩素がウイルスを壊す仕組み

なぜ日本では殺菌剤として認められていないのか
過去60年余り高度経済成長後の日本において、住環境の衛生面が数世紀前より大きく前進する中で目立った感染症が他国ほど起こらなかったため、安価で手に入りやすいアルコールや、石鹸を作る過程で精製される次亜塩素酸ナトリウムを時折適所に使用するほどで、充分身近な除菌対策を行うことができたということが大きな理由だと推測されます。
一般的なウイルスは瞬間的な使用で充分殺菌できる効果があることも一つであり、また、厚生労働省の認可までには慎重な長い時間がかかることも要因です。

ただし、Covid-19の様な、変異で強力になり持続力も長いウイルスの場合、長期間・長時間継続して除菌効果があり且つ人体に極めて無害な製剤を使う必要があります。
その点において、アルコールは揮発性が高く持続性に欠け、ウイルスが伝達しやすい呼吸器官より体内に吸引された場合に害があり、次亜塩素酸ナトリウムにおいては除菌効果はあるが発生する気体は人体に有害で、微量であれば問題無いと言われていますが長期間周辺の菌を抑制し続けるほどの分量で使用する事は安全とは言い難いのが事実です。
製剤が日本で使用され始めてから30年余り、その殆どが専門分野の現場への供給でした。しかし、コロナウイルスの驚異的な潜伏期間の長さと世界的なパンデミックを鑑みた時、この水成二酸化塩素の除菌力は非常に適していると言え、一般の家庭への普及を進めることで、より感染しにくくウィルスは広がりづらく、人体への負荷も無く、且つ多くを供給していくことで各個人の消費者が求めやすい単価への移行もできるという様々な利点がある事に気が付きました。
それらを踏まえ、安全性が高く持続的な使用ができる二酸化塩素製剤の一つという位置づけとして今後、日本での除菌剤としての認可・認知・評価を得ていけるよう、一般社団法人水成二酸化塩素協議会は活動を続けていく所存です。