用語

1,二酸化塩素

塩素イオンを含む刺激臭をもつガス(ClO2)であるが、殺菌の機序は塩素とは異なり、酸化(オキシデーション)によるものである。様々な方法によって発生させるが、最も一般的に採用されているのは、塩素酸塩または亜塩素酸塩に酸が加えられる方法である。 自然界にも存在するガスでもある。

2,水成二酸化塩素®

二酸化塩素ガスをバイオサイド・インターナショナル社独自の特許製法で製造された二酸化塩素の安定化溶液。 この溶液には塩素(Cl2)も次亜塩素酸(OCl)も含まれていない。 水溶液であるためSDS()の表示は便宜上、亜塩素酸ナトリウム溶液としてある。

3,亜塩素酸ナトリウム

分子式(NaClO2)で二酸化塩素の主要な前駆物質。二酸化塩素に転換される分子であり、亜塩素酸イオンは、二酸化塩素の反応時の主要な副産物でもある。

4,mg/L(ミリグラムパーリットル)

1リットルの水の中に含まれる1mgの物質(百万分の1を示す)。
ppm(parts per million)とも表示する。
参考:μg/L=ppb(part per billion 10億分の1 )

5,サニテーション (sanitation)

微生物汚染を公衆衛生上の要求により決められた安全な水準にまで減少させることであり、その処理方法は大別して殺菌と制菌(静菌)とに分けられる。

6,LC50

急性毒性の指標。一定期間暴露された一群の試験動物を50%の死亡させることが予想される物質の空気中の濃度。

7,LD50

急性毒性の指標。一定期間暴露された一群の試験動物を50%の死亡させることが予想される物質の投与量の濃度。

8,希釈

溶液に水などの液体を加えることにより、溶質(液体に溶けている物質)の割合を下げること。(濃度を薄めること)

9,BCI製品の米国登録機関

EPA(環境保護庁)/FDA(食品医薬品局)/USDA(農務省)

菌は増殖していく時に『酸』を出すが、そこに対して効果があるのが『酸化反応』。二酸化塩素はこの『酸化反応』で菌を不活化させる。

次亜塩素酸(Na)等は塩で反応して菌を不活化させる。

ピーエイチ(旧呼称:ペーハー)水素イオン指数の略であり、0~14の数値で表される。7を基準とし、数値が低いほど酸性が強くなり、数値が高くなるほどアルカリ性が強くなる。

※例)0=塩酸、バッテリー溶液など、7=水、14=排水管用洗剤